フィルターを通さずに捉えるデザインの世界
2013年、ベルリンを拠点に設立されたデザインスタジオ「GECKELER MICHELS」。彼らよる初の書籍となる本書は、モノグラフ(作品集)、マガジン、そしてデザインをめぐる思考をまとめたエッセイ集のような構成となっています。
自由な流れで配置された豊富なビジュアルとともに、スタジオのデザイン哲学や制作の裏側をユニークな視点から紹介します。
新しい機能主義
家具、照明、プロダクト、空間デザインなど幅広い分野で活動し、デザイン史への敬意を抱きながら、現代技術やデジタルデザイン手法を取り入れた「新しい機能主義」のもと、革新的なデザインアプローチを追求しています。Fredericia、Karimoku New Standard、Muuto、Nespresso、Nike、Tecta、ZUCCaなど、さまざまなクライアントのために手がけたプロジェクトも収録。
著名デザイナー達との対談を収録
Boris Berlin、Axel Kufus、Hermann Weizenegger、Ronan Bouroullecといった著名デザイナーたちとの対話を通じて、デザイン業界への多角的な洞察も描かれています。
展覧会「Dialogues」
Karimoku Commons Tokyoにて、2025年5月10日(土)から6月28日(土)の間、「GECKELER MICHELS」の回顧展「Dialogues」を開催します。カリモク家具においては、2018年より国産広葉樹の小径木を活用するブランド Karimoku New Standard(以下、KNS)にデザイナーとして参加してきました。本回顧展「Dialogues」では、Dialogue(対話)をテーマに、デザインデュオ間での対話、デザイナーとクライアント間の対話、形状、素材、色彩との対話を通じて発見した新たな価値を表現します。
Geckeler Michels
2013 年にDavid Geckeler とFrank Michels が設立。家具、照明、プロダクトや空間のデザインなどを手がけています。使い方が進化することやマーケットの需要を予測しながら、人々の習慣に機能するプロダクトを探求。イノベイティブな姿勢で、デザインの歴史を慎重に受け入れ、現代のテクノロジーとデジタルデザイン手法を用いています。彼らの機能主義的アプローチは、プロダクトをとても面白いもの、また長く語り継がれる物語のような、他とはどこか異なるディテールやロジックの面白さがあります。
https://www.geckelermichels.com/
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